まんが感想 ２ 『姫武将政宗伝ぼんたん!!』

姫武将政宗伝ぼんたん!! 1



主人公は伊達政宗。
しかし女の子である。

女性向けの逆ハーレムウハウハという展開でもなく全力ギャグ漫画というわけでもなく
疱瘡を患い右目は酷い状態になり、女の子として容貌を気にしてしまうだろう。
元々男勝りの性格ではあったし、そうだ男として育てよう！
弟が生まれても、男として生きることを選んだ政宗

全５巻で完結、幼少期から青年期くらいまでの話しなので
父・輝宗の死が山場としてあり、秀吉に参じろと言われ遅れて行った小田原の戦いに関しては最終巻で巻末おまけみたいな形で少しある程度です。
ギャグも多いですが意外とシリアス展開の多い話です。

政宗は、家督争いで母・義姫と弟と確執があると思っていたので
どういった風に描かれるのかと思っていたら、政宗は実は女の子だから母として心配だとか
義姫なりの愛が描かれていました。
確かに、政宗が女という目で見ると納得する、という描き方でした。

あと、ちゃんと愛姫を嫁に貰っているんですよね。
ただお互い女同士、愛姫は政宗が女だということは知らないが
どうやら、子どもが生まれている模様で
どちらが産んだのだろう・・・。そもそも子どもの父は誰だ？って話でもある。

予想１：政宗は愛姫を溺愛しているので、愛姫の子を切望していると考え、愛姫と伊達の血を残すと考え
愛姫と政宗弟との子
予想２：当主の血は絶対よね！と政宗が産んだ子、父は可能性として一番高いのは小十郎
予想３：伊達家の血を引く第三者の子を養子

まんが感想 １ 『信長協奏曲』

何も書かずに終わりそうな一か月なので
私の部屋にある歴史上の人物が出てくる漫画の感想やらを書いてみようかと思います。

何故、「歴史上の人物が出てくる漫画」限定で書くのかというと
私が歴史を好きだから！


信長協奏曲 1


信長協奏曲（のぶながコンツェルト）

現代の高校１年生サブロー
制服はだらだらと着こなし上級生には絡まれ、「本能寺の変を起こした人は？」の問いに「あいださん？」
「堅苦しいのは嫌いだもん」「歴史とか全然興味ない」と言いながら登って歩いていた塀から踏み外して落ちた先は戦国時代。

そこで最初に出会ったのが、自分と顔かたち声ソックリの体の弱い「織田信長」
「わしの身代わりになれ」と織田信長としてあれよあれよと家まで連れてかれ
（本当の信長はいなくなる）
体の弱い信長はどこへ行ったのか、着物はだらだら着て、近所の子どもと遊びまわり
サブローは「うつけ」と呼ばれるようになっていく。

彼の中では織田信長は天下を取らないといけないという認識だけはあるので
「信長は天下をとる男だぞ」と言いつつ、天下取りの為にまい進するかと思いきや
サブローらしさのまま取った行動が周りの人間を動揺させたり感心させたりとして
弟・信行がうつけ信長を殺そうと計画をするが、それを知ったサブローは
「兄弟であらそうのは良くないと思います」「これからは仲良くしようね信行くん」
サブローとしては、兄弟は仲良く！という純粋な考えから来た言葉だったが
信行は、一体何を考えているのかわからないと、この信長に恐怖します。

桶狭間では馬の足が滑ったため意図せず、急襲するような形で崖から滑り落ちて戦うことになったり
後の家康である、竹千代にエロ本を渡すことで女性に目覚めさせたり（家康は女好きだったらしい）

サブロー以外にも現代から来た人間が今のところ斎藤道三（信長の妻・濃姫の父）と松永久秀（将軍殺したりしつつ、信長に茶碗頂戴と言われて、信長に上げたくないから茶碗ごと爆死した人）という人たちもいます。

サブローとしての純粋な行動が、信長として成っていくそんなお話です。

さて、サブローは本能寺で信長は殺される！ということを思い出すが、犯人は「あいださん」ということしか覚えていません。
持っていた歴史の教科書も燃えてしまうため「あいださん」という認識のまま進みます。
そして明智光秀は、本当の織田信長が顔を隠して信長であるサブローに仕えるという形で出てきます。
本物の織田信長は明智光秀
現代人サブローが織田信長

こお話の結末が凄くきになります。

単行本派であるため、発売を待つのみです。