星空のコミックガーデン まとめ

星空のコミックガーデン(限定版)



ＤＳソフトとしてはタッチペン機能を十分に生かしたシステムでした。
漫画家を目指す主人公という設定なので漫画を描く、
ペン入れ・トーン張り・ベタetc、タッチペンを使用して作業するというのが良かったです。
DS所持者が多いためDSに移植しましたゲームとは違い、
DSソフトとして始めから出されているため、納得いくものでした。
ただし、漫画を描くための道具や言葉の知識がないと設問に困ります。
それほど知識があるわけではなかったので私が非情に困った部分でした。

タッチペンを生かしたゲームでしたが、システム面では既読スキップなし、
あっても強制スキップでボタンを押していないとスキップしない。
セーブできるのは章と章の合間のみで自由にセーブできない。
セーブ箇所が６つしかない。
フルボイスではない。
ED曲を飛ばせない。
タッチペン操作も、タッチペン補正をしなければ当たり判定がシビアでうまく操作できない。
背景画がそのイベントのみでしかいかないような場所だと黒塗り状態で背景なし。
イベント絵は２スクリーンで表示させるため真ん中で切れて違和感あり。

しかし、これはDSだからと諦めるしかないのだと思っています。
シナリオは王道で奇を衒うものもありませんでした。
ある程度予測付くものでしたが、糖度がそれなりにありました。

いい展開だと思ったのが、VSがあること。
キャラ的につながりがある人同士でしか発生しないが、
私をかけて争わないで！！
というようなことが起きますが
え？！という行動に出る人もいるが、
結局は主人公の意思を尊重して決定権くれて振られた後もすがすがしい対応をしてくれる。
もっとドロドロした展開になっても良かったかとも思っています。

プレイ時間はややかかります。
全未読の一週目でだいたい１０時間以上私は、約１３時間かかりました。
それ以降はどこかのセーブポイントを起点にして３時間程度のプレイでEDにたどりついています。
DSで乙女ゲーをしたいという人には申し分のないソフトでした。
ただ、やっぱり乙女ゲーはDSで出して欲しくはないかな・・・