リアルロデ まとめ

リアルロデ Real Rode(通常版)
 


ＲＰＧです。
オタクな主人公が大好きなＲＰＧの世界に入ってしまい冒険する！というお話です。
要するに夢小説でよくある、トリップモノに近い気がします。

設定はよかったのですが、ところどころ残念でした。
まず、戦闘画面のポリゴン具合。いつの間にか慣れますが
一番最初の戸惑いは大きいです。
だいたいが街→特訓→ダンジョン→戦闘の繰り返しだが
プレイ時間が結構長いです。レベル・ステータスの引継ぎがなかったら挫折したくなったかと思う。
４、５人クリアしたぐらいである程度のステータスまで上がっているので
ボス戦以外はほぼ回避可能なのである程度はプレイ時間は短縮できるが
ダンジョンと街での１２日間は回避不能なのでやっぱり長い。
立ち絵が微妙に脱臼しているように見えるものがあるのはラブレボ時からあったので諦めるとして
明らかに主人公のレベルとステータスが群を抜いて誰よりも高く最強状態なのに
自分の身を滅ぼす勢いで「かばう」を行う野郎が許せなくなってくるという・・・

でも、「ゲームの中の世界」という設定を生かしたシナリオは結構よかったです。
オススメプレイ順としてはまず、ゲームの世界があまり関係してきていない
ディセ、ラクロ、キース、シン、ルキア
少し以上関係してくる
アルヴァンド、ワタル、ソマリ、ナオヤ
の４名を後半にやると徐々に謎というか、この世界に呼ばれた理由がなんとなくわかってくるかも
前半はどの順番でやってもいいとして後半は
アルヴァンドとナオヤはどちらからでも構わず
あとはソマリ、ワタルの順でプレイすることをオススメしたい。
ワタルは最後がいい気がする！


糖度も最後それなりにあり、攻略自体も街での休日に通いつめれば確実に好感度は上がるし
イベントの選択肢で音がした方！と選び続ければ簡単に攻略できます。
途中でＥＤ分岐の選択肢がありますが、その地点でセーブしておけば楽です。

思いっきり！
ネタバレ





アルヴァンド
白の王子。見た目、雰囲気、言動まるまる王子オーラ全開の人
髪を結ぶのに丸一日かかっていたりするらしい・・・
「ゲーム」の元々のシナリオでは青の国の姫と結ばれるというハッピーエンドが待っているが
アルヴァンド攻略時には
主人公のことを好きだという気持ちと青の国の姫を愛さなくてはならないという葛藤に苦しむことに・・・
自分がゲームの中、作られた話の登場人物であると知って
決められた運命（シナリオ）に逆らい主人公を愛することを選んだ。

ディセ
黒の王子。まさか、中の人の他作品のキャラが言っている「万死に値する」発言を聞けるとは思わなかった。
すっごい俺様キャラ。
父親である王に命を狙われていたり、ふと見せる優しさがあったり
ツンデレである。

ラクロ
白の王子の従者
戦闘中、本が浮いているんですけど？！
独占欲が激しかった。ＥＤで主人公を誰にも渡したくない自分だけのものにしたいという欲望により
ラクロと主人公以外皆、時間を止めたというのはどれほどの独占欲だ？！と思ったほど

キース
黒の王子の従者
実は黒の王及びその一族を殺す気満々だった。
家族を黒の王に殺され、運よくディセの従者となり近付けたが・・・
過去ではなく未来を選ぶ

シン
狩人
人であろうと躊躇い無く弓を打ってきた彼が、傷つく痛みというものを知り
人らしい感情を得るという。
主人公が現実へ帰ってしまうＥＤでは折角得かけていた感情を無くしてしまうシンが切ない。

ルキア
司教
実は崇められてしまうほどの力を持っている。
創造神ロデが力を与えた人間の生まれ変わり的な存在
ルキアとして生きるべきか、神に恵まれた存在として生きるか

ワタル
盗賊
ロデの世界で誰よりも初めに作られた存在。
「ゲーム」としてあるシナリオ部分を何度も繰り返しそのたびにその記憶を引き継ぎ同じ事を繰り返し続けている存在。
この連鎖を解きたくて違う行動を取ろうとしても根本的な部分はどうしても変えられなかった
その中、突如現れた主人公という今まで登場してこなかった存在。希望であり鍵である存在に期待するが
一週目は運命は変えられなかった。そして二週目で彼はロデの大元、本当のラスボスである自分を倒して欲しいと主人公に願う。
彼だけ、他キャラは一週でクリアできるのに願いが叶わなかったＥＤと間にノーマルＥＤ見て願いが叶うＥＤとなるので最低でも三週しないといけないという。

ソマリ
村人
主人公も知らないキャラ。
主人公がこの世界に入ってきたことによるバグ。
主人公が来なければ生まれなかった存在だが、ロデの世界から見ると異質の存在であるため
ＥＤでは消えてしまう。が、現実に現れる。

ナオヤ
主人公の彼氏
彼のルート以外は全てフラレルという運命を背負った。
何故こんなカッコイイ彼が主人公を好きになったのが疑問だったが、ヒヨコか・・・
ゲーマーであることを知られたら嫌われる、そもそも何故自分を好きになってくれたのか分からなかった主人公は本当のことを言えないままだったが
真実を告げると「俺ってまだまだだな」と自分を責めた彼はなんて懐の広い男なのだろうか・・・