薄桜鬼 まとめ

薄桜鬼(通常版)
 

「主人公」という側に居るけど完全に中に入れない存在がちょっとずつ彼らの行動に介入して、
ちょっとでも心の支えになってみて、
幕末に生きた新選組という侍達の生き様を見るゲームでした。
どこかの雑誌で、もともと乙女ゲーとして作ったシナリオではなかった
というようなことを語られていたので前半糖度はそんなにありません。
後半は思い出したかのように糖度が盛りだくさんになりますが・・・
これって乙女ゲー？という生き様を見る部分とこれって乙女ゲーだったんだ！
という甘い展開。
しかし、気がつけば生き様にのめり込む。
武士としての彼らの行動、信念というもの、そして羅刹。様々な思いがあってその果てのハッピーエンドです。
新選組と新撰組という漢字の使い分けもなんだか好きです。
なんと言ってもカズキヨネさんのイラストに惹きつけられ、
何故、永倉を落せないのだろうと思ってしまいます。
個人的に山南さんも攻略したいのだが。
ノベルゲーと言ってしまえばそうなのですが、
選択肢もあまり多くなくわかりやすい選択肢ばかりなので、
しかしそれをダイブ、カズキヨネさんの絵により助けられているのではないかと思います。
供血シーンはエロく見えます。


攻略
土方・沖田・斎藤・藤堂・原田・風間

ネタバレ注意！

土方歳三

「薄桜鬼」作品名の意味は彼のルートでわかります。
薄桜鬼＝土方ということなのですが、鬼としての生き様は彼が一番それらしい。
さすが新選組の「鬼」副長
このルートで土方にずっとついていこうと決めた主人公が好きです。
土方の場合は、自分と居ると幸せなどないと突き放し続けるため甘さと言うものは少ないが
想いが通じ認め合ったあとの何気なく出るノロケ会話がいいです。

沖田総司

黒いです。悲恋ＥＤが泣けます。
史実通り結核で苦しみますが、羅刹化することで永らえます
しかし、病気自体は直るわけではなくハッピーＥＤ後もこの幸せは長くないのだろうな・・・と思うと
彼は言葉では、主人公が何かしでかせばその時は「殺す」という言うが
なんだかんだと彼女の決定権を与え優しく見守っている。
「僕が君を殺してあげるよ」という言葉通りに沖田に殺されるＥＤもあっても良かったかな

斎藤一

武士としての彼の信念、彼にとっての新選組、そして羅刹化
武士としてという面では彼の話が一番それらしいルートでした。
供血シーンが一番エロかった。というか何してるんですか？！ということをした斎藤
最後も下の名前で呼ばないと振り向かない！とかやっているし

藤堂平助

誰を攻略しようと思っても彼の羅刹化は救えない。
山南を止めるための鍵は彼みたいなところもあるので
どのルートでもある程度裏の部分で活躍あり
しかし、彼自身のルートがあまり濃くない。糖度も少ない。
もう少し糖度が欲しかった、でも洋服を着た彼を見て見惚れていた主人公の気持ちが分かる。
長髪より短髪洋服の彼のほうがかっこいい。

原田左之助

唯一、羅刹化しなかった。そして誰よりも甘い展開でした。
兄っぽいなぁと最初見ていたが、主人公は「鬼」原田は「人」という違いに葛藤し
新選組から出て自由になりたいのなら俺に話してくれ、助言する！というようなこと言っておきながら
避け続けたり、しかし結局のところ想い通じ合い
お互いの「愛する人と一緒に幸せな家庭を築く」という夢を叶えたり・・・
甘党担当。劇甘シナリオ担当。

風間千景

彼と歩む、新選組足跡ツアー！でした・・・
冷たい人かと思いきや、一緒についてきてくれて
無理やりさらっていくということもなく、最後には心の整理がついたら俺のところにこい
と言ってくれたり、結局来なければ迎えにくるらしいが・・・
この人とのその後という話を見てみたい。
風間ＥＤ最後の選択肢でもう一つの方を選ぶと見れる総合ＥＤ的なものが一番良かったです。

全員羅刹化ＥＤもあったら良かったかな・・・