ガーネット・クレイドル まとめ

GARNET CRADLE

黒猫に誘われるように夢をみるようになる。
その夢は、ただの夢だと思っていた。
しかし連日のように続く夢。現実めいた夢だった。
「ミフターフ」と呼ばれるその夢の世界は
現実の「御符汰学園（ミフタガクエン）」と何処となく似ていた。
学園に居る人たちと同じ姿を持つ人たちがミフターフでは王子となっていた。
その王子達の仲から、崩れゆこうとするミフターフの世界を救うべく
王を選ぶ使命を与えられる。
それは、恋を意味した。

おおまかな、お話はこんな感じで
攻略サイトにお世話になりクリアしましたが
サーリヤ以外は一箇所でセーブを作っておき、そこから繰り返しプレイができるようになっていたので
結構、プレイ時間は短くすみました。
ただ気になったのが、前半部分の話をリセットされてもう一度同じ話を繰り返されること
しかもまったく同じ展開なので（要するに既読部分）スキップして飛ばせてしまう。
同じ展開を繰り返すにしても微妙に何かが違うだとかあれば面白かったのにと思った。
システムでは失敗したと思ったら、直前の選択肢まで戻れるQ-RETURNボタンがあったのはいい機能だと思いました。
また、メッセージウィンドウ端にある花をクリックすると、現在のルート進行状況が確認できるのでBADEDの発生地点確認も容易にできます。
全体に的に、お話はあっさりしていた気がします。
もっと、攻略対象がくどくてもよかったかと思う。
 

！ネタバレ注意！






天橋美紅（主人公）
夢の世界「ミフターフ」、現実の「御符汰学園」
しかし実際はどちらも夢の世界、彼女は覚める事のない夢の世界に居た。
それは本来、己から望んでその世界に入るもの王子達も全て夢の世界の住人で
夢の世界で故意に落ち夢の中を自分自身の現実として、現実から消える。
だが彼女は幼い頃にこの世界に既に来ていた。あまりにも幼すぎて
恋をしてミフターフを救うもの「アズラ・サヤラーン」として使命を全うするには
幼すぎた。
そして、彼女の成長した頃には現実の中で様々なものを築きあげた後であった。
王子達も現実の者たちから用意しなくてはならなくなった。
「恋」などしない。
居なくなってしまった父親に対して泣く母親を見て、そう思っていたが
彼女はいつの間にか恋に落ちる。

勅使河原透矢/トーヤ
御符汰学園で主人公と共にアミール・アミーラ（学園の王子・マドンナ的なもの）に選ばれて
学園に残っている伝統的な劇を演じることになります。
（物語上では練習風景はあっても上演しなかった）
実は二人とも家の跡取りだったり、実は親に決められた許婚だったり
彼はツンデレを爆発させつつ、二人で現実に戻るため戦います。
現実で幼い頃に出会っていた二人は「星を教えて欲しい」と主人公に言われ
それをずっと思っていた勅使河原は星を調べていたり
夢の世界に入る前の現実で、実際にお見合いの席で出会っていたり

西連寺理人/リヒト
結構、ミフターフではアクドイ事を行っていた学園では生徒会長
彼だけ、他の王子達は夢と学園で共有した記憶を持っていない中、記憶を持っていた。
幼い頃に出会い、お姫様（主人公）を守る王子様になる！と決意をしたはいいが
お姫様が望む王子になろうと必死にもがいてきた。「君のために僕は存在する」
その言葉通り、お姫様の為の王子様として完璧な人間を作り上げた。
しかし、それは自分のお姫様（主人公）以外の存在は許さなく、多くのアミーラ候補達を
葬ってきた。そして邪魔者となる他の王子達にも手をかける。
他の人のルートでは暗躍している人、ちょっと可愛そうな気がするが
彼のルートだと、何か裏が！何かどんでん返しが待っているんだ！と身構えてしまう。

白土楓/ナスル
王子達の中で唯一、学園での名前とミフターフでの名前が違う人（？）
お嬢様お嬢様！と護衛として二つ年上なのに同じ学園生活を送っている（年上だという描写がなかった気がする・・・）
実は夢魔であり、彼女を守るようにと動いていた。
だが、人の夢を糧に生きる夢魔が人に恋するということはあってはならない。
そもそも、「そうちゃん」とは現実に実際に居た幼馴染だったが事故で亡くなり
その場所に夢魔のそうちゃんが入り、周りを騙すような形で主人公を守り続けていた。
こんな想いを抱くのなら壊してしまえばいいと牙を向けてくるが（襲う、甘く）
夢魔であることを捨てて共にあることを望む。当然、彼の片割れである妹の椿/サクルも居ます。

櫻沢輝一郎/キイチ
あのツンツンして他の王子達から嫌われるサーリヤと中が良かったり
何故か学園ではチューリップが嫌だと言いながらミフターフでは育てていたり
料理が得意で学園ではお菓子、ミフターフではサーリヤと仲良くジャム作り
でも、学園の男女問わず好かれる遥花先生をあまり好きじゃない。
それは、先生が母親でずっと一緒に居てくれると言ったのに居なくなってしまったから
先生は夢魔、力の弱い存在だったが人間の彼の父親と恋に落ちて現実で彼を産むが
力の弱すぎるために存在を保てなくなり、櫻沢父の「夢の世界に帰るように」という
別れの言葉を受け存在を保つためミフターフの世界に居た。
何とも、若い見た目の遥花先生とキイチ先輩が並ぶ光景は・・・

サーリヤ/さーちゃん
学園には何故か居ない、その代わり同じ目の色を持つ黒猫のサーリヤ（さーちゃん）が居る。
口が悪いため（行動も悪い）主人公に好かれず
しかし、本人は本心をあまり言葉にしないが、主人公を想っての行動をそれなりに取っている。
実はこの世界を作った、夢魔・イブリースと人・サヤラーンの子ども
イブリースは愛するサヤラーンが最後の力で生み出した存在、サヤラーンを奪ったものとして忌み嫌う。
サーリヤは二人の世界を終わらせるために戦う。
キイチと気が合っていたのは、お互い夢魔と人間のハーフだということを感じ取っていたのかな？と思う。

椿
兄に対する扱いが酷い。
兄ルートED後は、兄と主人公の関係が進展するのかどうかは
彼女にかかっている気がしてならない。

ファラーシャ/冬美ちゃん
鳥の彼女に、冬美とつけた椿の意図はどこに・・・
時に母親のようで姉のようで、こういう女性キャラは大好き。

ののちゃん
学園には存在するが、ミフターフには存在しない。
ただ単純に、「友人」をという意味で学園のみの存在として送られた？
彼女のデコが気になる。

迦神先生
物語の傍観者。黒幕？
イブリースと同じ声だったので、もしかしてイブリース？と思ってしまったが
違うようだ。