蝶の毒 華の鎖 その２

アロマリエさんの作品、一通りプレイしましたが
個人的に結構どの作品も好きです。
〇の〇 〇の〇と「の」が付くタイトルの拘りとか「の」シリーズですか？とか勝手思ってみたり


主人公の百合子が公式サイトの人物紹介やキービジュアル絵とかパケ絵とかになるやつより
ゲーム中の彼女の方が美人というか、個人的に好みです。

斯波を一人目にクリアしました。


成金という立場の彼は、なぜ主人公を求めているのか分からず進み
絶対に何かあるはずだ！何だ？！
主人公が思っているように、主人公の家柄を目的にしているのか
それとも何らかのつながりか？！
と、私が最初にそれを知ったのがバッドエンド「後悔」でのこと
家族を全て失い、自分の周りもうまく立ちいかなくなったのは全て斯波のせいだと思った主人公が取った行動は復讐。
それは妻として傍にいて、彼を殺すこと
表面は良き妻として装い、斯波が好むお酒に長期間かけて病へと貶める毒薬を混入し続ける。
そして目的が達成され斯波は病で亡くなる。
「俺は……幸せだった……ありがとう」と死んだ斯波
葬儀も済ませ、部屋で見つけた斯波の日記に綴られていたのは

主人公への想い
再び再開することの喜び、彼女を救うこと、彼女を幸せにしたいこと
子供のころに貰ったハンカチについての想い出
主人公は斯波によっておとしめられ自分の周りがうまく立ちいかなくなったと思ったが
そうではなかったこと
酒に何かを混入していることを知っていること

彼女さえいれば幸せだということ


主人公は失ってから知った斯波の主人公への想いが切ない
お互いもっと本心を話し合えたらこの結末はなかったのだろうと


これを見た後、ハッピーエンドで
昔、主人公からハンカチを貰って救われたことを斯波自身が主人公に語ってくれてますが
バットエンドでの切なさの方が印象に強かったです。

あとアロマリエさんの作品ではよく見るなと思うのが
籠の中の鳥状態になること
やっぱりあった。籠の中の鳥主人公。